動物再生医療技術研究組合のお話

2020年7月1日より「イヌ皮下脂肪由来の間葉系幹細胞(cMSC)」の全国搬送が可能になったことを受け、当院は動物再生医療技術研究組合の組合員になりました。

「セルトラスト・アニマル・セラピューティクス社」の品質管理下で培養したイヌ皮下脂肪由来の間葉系幹細胞(cMSC)を細胞培養や凍結細胞の解凍をする等の作業を行う必要はなく、搬送された細胞ですぐに細胞治療が実施可能となりました。http://celltrust.jp/parm/

適応疾患は以下のようになります。

眼科疾患 乾性角結膜炎(KCS)
消化器疾患 慢性腸症(CE)
血液疾患 免疫介在性溶血性貧血(IMHA)、免疫介在性血小板減少症(IMTP)、非再生性免疫介在性貧血(NRIMA)、赤芽球癆(PRCA)、再生不良性貧血(AA)
骨・関節疾患 関節炎
皮膚疾患 アトピー性皮膚炎
神経疾患 椎間板ヘルニア、非感染性髄膜脳脊髄炎
肝胆膵疾患 肝炎、膵炎
内分泌疾患 糖尿病

当院では院内での細胞培養も行っておりますので、がんの活性化リンパ球療法、キラーセル療法、炎症性疾患・自己免疫性疾患の脂肪幹細胞療法も平常通り行っております。

動物再生医療技術研究組合の細胞を使う事のメリットは品質が均一なことが第一に挙げられますが、院内で培養した細胞を用いた治療とは費用面などが異なりますので患者様に合った治療を説明し選んで頂ければと思います。

また当院は2020年6月の時点では九州で唯一の動物再生医療推進協議会(CARM)の届出施設です。http://animalcarm.jp/index.html

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